45歳の方が当院で妊娠に至った|4年間にわたり妊娠を目指した卵子提供と体外受精の事例
2024/04/18

Hさんは45歳で、約4年間にわたり妊娠を目指し、複数の生殖医療施設を受診されていました。高齢に伴う卵巣機能の低下についてもご自身で理解されており、45歳を迎えた後、卵子提供による治療を真剣に検討されました。
インターネットで情報を調べる中で、当院には自社の卵子バンクがあり、遠方に行くことなく治療を受けられることを知り、外来を予約されました。初診では、Hさんから多くの質問があり、院長は丁寧かつ的確に回答するとともに、心理的なサポートも行いました。その結果、Hさんは卵子提供と体外受精治療を開始されました。
治療中には、子宮鏡検査で子宮内ポリープと子宮内膜炎が確認され、治療を継続する必要がありました。また子宮内膜が十分に厚くならない場合には、PRP(自己血小板由来成分を用いた再生療法)を導入し、子宮内膜環境の改善を図りました。
今年3月、条件が整った段階で2つの胚を移植し、Hさんは妊娠に至ったご報告をいただきました。長い治療期間を経て、Hさんと医療チームの取り組みが結実した事例の一つとしてご紹介いたします。
※ 本記事は事例紹介であり、当院では一人ひとりに合わせたサポートを行っています。






