45歳の方が卵子提供と体外受精による妊娠に至った|蔡院長のサポートと共に

2023/10/28

Hさん(45歳)は、以前に大学病院の生殖医療センターで数回体外受精を試みましたが、いずれも妊娠には至りませんでした。主治医からは、年齢による卵巣機能の低下や卵子数の少なさを理由に「結果はやむを得ない」と説明され、その後は「子どもを持つこと」について不安や疑念を抱くようになり、今後どのような選択肢が残されているのか悩んでいました。当時、卵子提供を検討するよう勧められましたが、北部の医療機関から卵子を取り寄せる必要があり、手続きの複雑さや移動の負担を考え、選択を見送らざるを得ませんでした。

その後、Hさんは子どもを望む方々のコミュニティで「安田生殖センターにも卵子バンクがある」ことを知り、蔡院長の外来を予約。ご夫婦で相談を始めました。最初は「本当に妊娠に至れるのか」「卵子は健康なのか」「自分の子どもと感じられるのか」と不安が尽きませんでしたが、蔡院長との面談を通じ、前向きに一歩を踏み出すことを決意しました。

「以前に卵子を凍結していなかったことへの後悔はありません。今は希望しかないのです。母としての『無条件の愛』が答えを自然に教えてくれると信じています。」

その後、卵子提供を利用した治療を進めることになりました。ところが、検査の結果、夫の精液に重度の精子無力症やホルモン異常が見つかり、新たな課題も明らかになりました。受精の場面では、胚培養士が慎重に作業を行いました。提供された卵子は多くありましたが、精子は数が少なく、形態や運動性を確認した上で、適切なものを一つひとつ選ぶ必要がありました。高い集中力と技術が求められる工程でしたが、受精が成立し、Hさんは妊娠に至ったご報告をいただける結果となりました。

当院は大学病院より優れているわけではありません。私たちは科学的根拠に基づいた医療を提供しつつ、患者さまごとに適した工夫と配慮を重ねることで、可能性を広げるサポートを行っています。

※ 本記事は事例紹介であり、当院では一人ひとりに合わせたサポートを行っています。

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