カップルの中には、妊娠がなかなか難しい場合があります。
原因を明らかにするために、専門的な不妊検査を受けましょう。
定期的な避妊なしの性交渉で1年以上妊娠に至らない場合や、
女性が35歳以上の場合は、妊活を6か月続けても妊娠に至らない場合、
早めに検査を受けることをおすすめします。
女性不妊検査
排卵と卵子の質の評価
採血により体内のホルモン濃度や卵巣予備能を確認し、排卵状況や卵子の質を評価します。これにより、最適な生殖医療の治療方針を計画します。
卵管通過性の確認
健康で通過性の良い卵管は、自然妊娠に欠かせません。癒着、子宮内膜症、骨盤内感染などが原因で卵管が塞がっている場合、受精が妨げられます。
子宮評価
超音波検査で子宮や卵巣の構造を確認したり、子宮内視鏡検査を行い、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内ポリープなどの異常がないか評価します。
男性不妊検査
不妊症の約 40 ~ 50% は男性要因に関連しているため、男性と女性の両方が包括的な不妊症評価を受ける必要があります。
精液検査により、精子濃度、運動率、前進運動能力、形態、抗精子抗体の有無、精子DNA断片化率(DFI)などを評価します。これらに異常がある場合、妊娠の可能性に影響することがあります。
精液検査の結果に応じて、医師がホルモン濃度や潜在的な遺伝的異常を評価するための血液検査を追加で提案する場合があります。
これらの検査結果をもとに、医療チームは適切な治療方針を計画します。具体的には、配偶者精子を用いた体外受精(IVF)と卵子細胞質内単一精子顕微注射(ICSI)の併用、または妊娠を支援するための精子提供の利用などが含まれます。
まずは医療チームに相談してみませんか?


